ルポ パパ活

※老舗クラブでパパ活している女性とパパ役の男性のインタビュー内容。なぜ利用に至ったのか、クラブに登録したのか

1976年生まれの著者は、援交時代の人→今はパパ活

銀座の交際クラブ→ 20年以上運営している老舗だからか、女性会員数は1万6000人をゆうに超え、口コミだけで毎月100人以上の女性が面接にやってくる。それに対して男性会員は2000名に満たない。 女性の登録は年々右肩上がりだというのに、男性会員はアプリや競合他社に流れてしまって減少傾向である。定期的な利用があるアクティブ会員はさらに少ないので、全くお声がかからないまま何年も経過している女性もたくさんいる

男性会員約2000名のデータからは、会社経営者、医者、弁護士、個人投資家、不動産、外資系勤務、といった職業が多いことがわかる。→サファイア倶楽部に限っては、IT系の男性会員はほとんどいない。既婚者は8割程度で、残りの2割は未婚の男性、離婚、死別などである

☆男性が求めるのはモデル・タレントより『普通の子』

☆本当の貧困層の女性は交際クラブに来ない→ 交際クラブに面接に来る女性は、「消費欲をこらえ切れず、まず、先に消費して、支払いに困る」ような層

ツイッターやSNSでは「お茶やお食事だけで10万円!」みたいな書き込みも見られるけれど、実際のところはどうなのだろうか。 「嘘です、嘘です。そんな人いないですよ。それか、したくない子は引っ張ってる。いいよって言いつつ、もうちょっと仲良くなったら、みたいな感じで2、3回会ったらフェードアウトする、みたいな。みんなセックスしてますよ! お茶や食事だけなんて、ないない! 引っ張ってるだけです」

パパ活始めてから私、車とかシティホテルに詳しくなりました

☆風俗は嫌です、効率が悪い。風俗の方が効率いいって人もいるけど、実際にやる時間の比率、一緒にいる時間とリスクを考えると、体も心も傷付くじゃないですか。しかも、なんの勉強にもならない。低俗な、金もない男とやらなきゃいけないなんて嫌ですね。パパ活は学べることも多い

「私にとって、パパ活は『成り上がり』。一瞬でこう、自分の全ての環境をガッとあげられるものですね。生活の水準も上がるし、自分が欲しかったものが一気に手に入れられた。

☆パパ活を行う男性の経済状況も様々だ。本当に余裕がある足長おじさんタイプの男性もいれば、ギリギリの生活費の中から頑張って費用を捻出する人もいる。お金に余裕があろうがなかろうが、男性は女性に感謝されたい

☆印象的だったのは、「何よりお金が尊い」「お金と引き換えにしてるから搾取されてると思わない」といった女性の言葉や、個別インタビューに登場した「パパ活は自己肯定感が低い自分の救済措置」だと話す理恵子さんや、「相手からの奉仕」だと言う夏菜子さんなどのように『売る意識がない』女性の存在である

「最初は売春の意識があったけど、続けるうちにそれだけでないと感じるようになった」という女性は、交際クラブでの活動がそれほどストレスではなく続けられる

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