遺伝子のスイッチ 何気ないその行動があなたの遺伝子の働きを変える
☆環境がDNAの持つ情報を変えることなくDNAの振る舞いを変える仕組みを明らかにした→DNAの持つ情報とはDNAの塩基配列のこと
☆DNAの塩基配列を変えることなく(※DNAを突然変異させるのではなく)、DNAにタグ(マークや印)をつけたり外したりすることによって、その振る舞いを変えるのである→この変化は一過性であることは少なく、数年も続くことが多く生涯にわたることもある
エピジェネティクス→DNAのタグを付けたり外したりすることで、DNAの塩基配列を変化させることなく、遺伝子の働きを変えること
※遺伝子とは細胞がどのようなタンパク質を作るか指令する情報である。遺伝子が働いて細胞がタンパク質を作るとき遺伝子発現はオン、タンパク質が作られていないとオフとなる
☆環境は絶えず変化し続ける。DNAがタグを付けたり外したりするのは、この変化し続ける環境に適応するため→塩基配列を変える変化(進化)は数千年から数万年かかるとされる。その結果、DNAのタグ付けが発明されたと考えられる
☆ダイエットの失敗は意志が弱いとか努力不足が原因ではないことは明白である→体重のコントロールに代謝が関係することは周知の事実であり、代謝はエピジェネティクスに左右されることが明らかになった
☆子宮内における胎児の栄養状態や育ち方は、子が大人になって肥満になるリスクが高くなるだけでなく、心臓病や糖尿病、心の病を発症するリスクを上昇させる→低栄養化で生まれると生活習慣病になりやすい→DNAのメチル化による影響
☆DNAのメチル化→DNAにメチル基がつくこと。遺伝子の働きが止まる→過去に飢餓が起きた国。メチル化により体脂肪を燃焼される遺伝子の働きが止まったままだった
☆連合学習にもエピジェネティクスが関わっている→スターバックス(暗示)を見る、食べ物(報酬)と繋げて無意識のうちに買ってしまったり食べてしまう
☆異常な遺伝子が必ず発言するとは限らない→マウス実験でメチル基をあたえる食材を多く含めたところ、アグーチ遺伝子のマイナス効果が完全に消えた
遺伝子はDNAの一部分→1本のDNAのごく一部分が一つのたんぱく質を作るために働く。それが遺伝子→他の部分は作る量を決めたり、これまでわからないとされていた部分
遺伝子はたんぱく質を作るためのレシピ
☆遺伝子はオフになることも大切
コカインの摂取はエピジェネティクスを引き起こす
鬱の原因となる単一の遺伝子は見つかっていない
鬱の脳では報酬系の遺伝子がオフ→ドーパミン遺伝子オンでうつが改善
☆子供の頃の生活環境はその子の発育に影響を及ぼすだけではなく、成人になってからの病気のかかりやすさを左右する
☆子ラットの性格を決めたのは、育てた母親の習慣だった→遺伝的に良い鼠を、良くない鼠が育てると好奇心や社会性が低くなった
生田哲
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