運命と選択の科学
※本書の中心は主体性。私たちはどの程度まで自分の行為や身に起きることをコントロールできるのか?どれくらいが生まれつきの遺伝子として脳の機能に書き込まれ血管を流れているのか
☆行動も決断も結果も遺伝子によって運命つけられていたり脳に組み込まれていたり、とは言えないが、生まれる前に組み立てられた脳のあり方や、生涯にわたって脳の作用を特徴づける遺伝形質のせいで、ある人がある決定をしやすい傾向にある、ということは言える
☆神経生物学がどのように行動を駆り立てるのかを知ることによって、自分でコントロールできる決断をより上手に下すことができるようになる
☆シナプスは3歳までの間に人生のどの時期よりも早いペースで形成されコネクトームの基礎を作る。この回路が外界からの情報どう処理し、どんな行動反応をするのかを決める→だから、初期の脳の形成過程は、その子が世の中をどう捉えるようになり、大人として世の中とどう関わり合うようになるのかを左右する
☆誕生時に運命は決まるのか→赤ん坊は非常に複雑な能の配線を予め備えて生まれてくるが、発達するコネクトームを形成する上では環境の影響もまた、幼少期にはとても重要
☆幼少期の成長程、生来の特性と環境の鋭敏な相互作用をまとめて見せてくれるものはない
☆新しいスキルを磨いたり、理解したり再現するとき、神経結合が強化され記憶に固定されるようになる。その記憶を繰り返しアクセスすると自動的に脳の電気信号が通るルートになる。こうして学習行動は習慣になり、使われない神経連絡は刈込によって失われる
マシュマロ実験→4歳の子供の12年後の追跡調査で高度な特性が見られたが、別の研究で15歳の時点で能力差はなくなり、逆に家庭の経済や環境によって差が生じることが分かった
信念は世の中との関わり方を支持するので、その影響は幼少期に獲得した信念を絶えず補強し続ける
貧しい子供ほどストレス反応を起こしやすく
ハナー・クリッチロウ
2200円