何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造

☆心理学者が職の満足に関係する2つの要因を分けた→満足、動機付け要因。不満足、衛生要因→給与や職場の環境は衛生要因。達成や承認が動機付け要因になる→優れた人材を引きつけ、やる気を出させるには仕事を通して達成感を味わえたり、社会的に認められたりすることが大切。給与を上げたり職場環境の改善だけでは不十分である

やる気に満ちた新人がすれていく→先輩たちがやる気がない。新人がいくら頑張っても仕事が進まない。むしろ新人が頑張るほどやる気のない先輩の仕事がはかどる。新人も馬鹿らしくなり、やる気をなくす

終身雇用制度の影響により、給与の均一化思考、仕事の均一化が現在も固定化されてしまっている

☆得意を明かすと余計な仕事が回ってくる→それで大きく昇進されるわけでもない

働かないおじさんは制度の被害者→若い時ほど貢献しても給与が低く、年配になるにつれ給与が高くなる。終身雇用前提のため、生涯で見ると釣り合うようになる→若い人を低年収にすることで会社に閉じ込める

仕事量を均一化することによって仕事のミスを減らすメリットもある

会社(社会)をリノベーションする上では妨げとなっている

☆日本の会社は共同体組織→前後も左右も依存しあって繋がっている→チャレンジしようとすると周りにも負荷がかかり迷惑となる

☆現在の共同体は、中が空洞化し始めている→連帯感が薄まり、利害関係への意識が強まっている

☆共同体から利益共同体へ→公をよそおい私を通す人

☆日本の場合のやらされ感をもたらす4つの要因(著者調べ)→長時間労働(休み少ない含む)、人間関係の希薄さと厚すぎるのもダメ、過剰な管理、不公平な人事評価

☆不公平な人事評価→仕事はみんなでやるものという認識から、いくら他人の仕事を頑張ってもみんなでやっているという意識により評価が行われない

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太田 肇

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