1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編
※主人公の青豆と幼馴染の天吾が、それぞれ現実とは異なる「1Q84年」という世界に迷い込み、リトル・ピープル(小人)や「さきがけ」と呼ばれる謎の組織、そして自分たちの過去にまつわる事件に巻き込まれていく物語
前編の最後→放課後、誰もいない教室で、天吾が一人で残っていた際、青豆がそばにやってきて、青豆は黙ってじっと天吾の顔を見上げ、彼の手を一度だけ強く握った→当時、天吾はクラスの中でいじめられていた青豆を自分の班に招いて救ったことがあった→青豆の行動は、そのことに対する感謝や、過酷な家庭環境(「証人会」の活動)に置かれていた彼女の魂の叫びのようなもので、彼女にとって忘れられない初恋の体験だった→この「言葉を交わさない数分間の接触」が、二人にとって生涯忘れられない強烈な体験となり、20年後の1984年(1Q84年)に再会を渇望する原動力となった。
青豆は両親が熱心な宗教会員。天吾は父親がNHKの集金人。互いに小学生の頃の休日は親に連れられて宗教勧誘や集金を行うため近所を歩き回っていた。そのため、学校では自然と孤独な状態になっていた
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村上 春樹
800円