言ってはいけない 残酷すぎる真実
☆努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例ではなく
☆美貌格差は約3600万円になる
☆子育てや教育はほぼ徒労に終わる
テレビや新聞、雑誌には耳障りの良い言葉であふれている→メディアに登場する政治家、学者、評論家は、良い話と分かりやすい話しかしない
☆人は幸福になるために生きているけど、幸福になるようにデザインされているわけではない→それまで神が人を作ったとされてきたが、ダーウィンが進化論を発表した。しかし、100年間経っても理解されることはなかった
☆現在の進化論→人は進化によって身体だけでなく、心もデザインされた
☆結論だけ先に言うなら、論理的推論能力の遺伝率は68%。一般知能IQは77%。これは知能の良し悪しが7~8割遺伝で説明できることをします。どれほど努力しても逆上がりできない子供はいるし、訓練によって音痴が強制できないこともある。それと同じように、どんなに頑張っても勉強できない子供もいる→不登校や学級崩壊などの現象が起きるのは当たり前
☆冷淡で無感情の遺伝率は30%。70%は環境→イギリスの研究
☆犯罪は遺伝する→犯罪につながりやすい遺伝子が遺伝してしまう→双子実験。養親に犯罪歴がなくても、実親に有罪歴があると子供が犯罪を犯す割合が20%に跳ね上がった
☆3歳時点で栄養不良だった子供は11歳時点のIQが低い。それも栄養不足の状態が深刻なほど成長後の知能は低く最大で17ポンド下がった→栄養不良は日本人がイメージするレベルの栄養不良ではない。低所得国・貧困層などの食料不安(食べ物そのものが足りない)、慢性的な栄養不足(数か月〜数年)を指す→小食・偏食・お菓子が多い・野菜不足などをイメージするようなレベルではない
☆幅の広い顔の男性は、ほっそりした顔の男性に比べて、ライバルを蹴落とすために3倍嘘をつく→賞金を山分けするゲームでは、平等になることを嫌う傾向が多くみられた
遺伝子の型によって自信が変わる
人間には幼年時代を共有した異性には性的関心を抱かないという本性が埋め込まれている→イスラエルのコミューンで育った子達がほとんど結婚せず離婚率も高かった
☆行動遺伝学は一貫して、知能や性格、精神疾患などの『こころ』に遺伝が強く影響することを示してきた→宗教に関しては共有環境で決まることが大きいい。また言語も親の影響が大きく、子供が大人の言葉使いを真似するから
☆子育てによって親は子に宗教や言語を教えることができる→しつけや子育てで算数を好きにさせたり、内気な性格を外向的にできる可能性がある→しかし、双子実験ではどれほど調べても言語と宗教を除き、知能や性格に共有環境の影響がほとんど見られない
☆人格や能力や才能の形成に子育てはほとんど関係ない。男らしさ女らしさも共有環境は影響しない
共有環境と非共有環境の違い→兄弟姉妹の中にも似ているところと似ていないところがある→これは環境の中にお互いを近づけるもの遠ざけるものがあるから
☆なぜ宗教は子へ共有されてしまうのか→子供は自立するにつれて親の言うことを聞かなくなる。また友達の世界のルールを優先するようになる。それなのに、親の言うことを聞くものが残っている
☆親が影響力を行使できる分野は、友達関係のなかで興味の対象外になっているものだけだ
☆子供の人格は遺伝的な要素を土台にして、友達関係の中でつくられていく
☆親が子育ての影響を重要視する理由は、自分の努力(子育て)が報われるという子育て神話を信じているから
☆子供にとっての世界とは、友達関係がほぼすべて→友達の世界で生きているため、親の言葉を忘れてしまう
☆子供は自分のキャラ(役割)を子供の集団の中で選択する
☆親が与える環境(友達関係)が子供の人生に決定的な影響を及ぼす→子育ては無意味ではない
橘玲
780円