サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術

サイゼリアは広告費用がほとんどない→安いことが最大の広告

☆経済はモノ消費ではなく、コト消費に移っている

フランスワインは高級。でもイタリアワインは日常生活で飲むためのワイン→サイゼの100円ワインは粗悪ワインだと思われることがあるが、イタリアからフレッシュな状態を保つため海路から運輸方法まで綿密に管理されている→オリーブオイルも徹底している。回転率も良いので鮮度も良い

☆他所(競合)を見るから他所に引っ張られて似てしまう→サイゼリヤは競合を見ないので独自性が高まっていく→結果、サイゼリヤは真似される立場となる→しかし、価格競争では勝てるので優位を保てる

サイゼリアはディナーが無くても利益が出るようになっている→椅子とテーブルの幅を狭くして賑わっているように演出→毎日利用してもらえるように価格が安い。利用頻度が高まる

☆スタッフからマネージャーを作ってはいけない→マネージャーは組織のために非常な決断をしないといけない→マネージャーになりたがるスタッフはいるが、そういう人はみんなから好かれたいや承認されたいという気持ちがある→マネージャーの仕事は人から嫌われる仕事

マネージャーは向き不向きの問題→マネージャーになれないからといって気にする必要はない→けど、日本だとマネージャー職や長の給与が高く設定されてしまっている。なのでサイゼリアは長役を無くした

☆日本人はルールをよくしようとしない→守ることばかりに気を取られていて、ルールを改善していこうとはならない→社会でも会社でも

飲食業界は上流に向かっていくと食材の育成にたどり着く→逆に育成に携われるからこそ最強になれる→差別化できる理由もここにある→ただの安いイタリアンレストランではなく、安さには魔法はなく徹底的にしくみをつくっているから

中国ではコース料理の様に一品ずつを少量でたくさん頼む。アメリカでは一品を大量に食べて、翌日まで同じものを楽しむ

中国の店舗は老朽化が激しい。1,2年しか持たないので、どんどん立地を移るのが普通。日本も同じだけどスピード感が何倍も違う

海外ボケ→出店数が増えると収益も勝手に増える。しかし、それを自分の手柄だと思ってしまう→また海外だと裁量権が多いが、日本に戻ると裁量権が少なく実績も作っていると思い込んでいるので不当な扱いを受けているように感じてしまう

外国人の扱いは難しい→厳しく接しないとすぐ舐められる、厳しすぎると辞めてしまう→経験を連れてなれるしかない→上の立場に立ったら自分は何を提供できるのかを説明できなければいけない

無人販売店は盗難のリスク費用を削っているので盗まれたりするのは当然

サイゼリアは日本企業とはうたわない→反日本デモの際にイタリアレストランとうたっていたので狙われなかった→ソニーの逸話、日本人が旅行中に俺の国にはソニーがあるが、お前の国にはソニーがあるのか?と聞かれた。ソニーは世界では日本の起業でないと思われている

会社の中には従業員を駒のように扱い、経営者を守るべきだと考えるところもある→社員をないがしろにして生き延びた会社は無い。最初に守らないといけないのは従業員。次にお客さま。最後に経営者

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堀埜一成

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