なぜ働いていると本が読めなくなるのか

読書文化は明治頃に始まった→国民の教養のため政府の策略。またこの時期に黙読が主流となった→活版印刷の発達もあった→黙読しやすいように句読点の使用も増え、本が読みやすくなっていった

大正時代に読書人口が爆増した→国力向上のため図書館を設立しまくり、価格も値切られないよう出版社が決めるルールができた

現在の読書は娯楽ではなく、情報として見られるようになっている→ビジネス書の流行やインターネットでの情報閲覧

現代日本では、本がじっくり読めない、自分の人生に必要な「文化」に時間をさけない働き方が一般化されている

インターネットなどによってすぐ得られる「情報」に対して、読書によって得られる「知識」にはノイズ(偶然性)が含まれる→余裕なく仕事にのめり込む労働者たちにとって、趣味もまた仕事のノイズ

日本社会で「全身全霊」で仕事に取り組むことが当たり前とされてきた背景があり週5勤務、長時間労働、さらには残業が求められるこの「全身社会」では、趣味や読書など、仕事以外の時間を確保することが困難

「働きながら本を読める社会」をつくるために、さまざまな分野に「半身」で取り組むべき

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三宅香帆

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