USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

日本のテイマパーク料金がずっと安かったのは、ディズニーランドが低価格を続けていたから

マーケの重要な仕事の一つ価格施策→売上の左右や顧客からのブランディング評価。1%の値上げに対して何%売上が減少するのか反応度を分析

☆ゲストが本当に喜ぶものと、ゲストが喜ぶだろうと作る側が思っているものは必ずしも一致するわけではない

☆消費者目線は会社だとできない→会社と言うたくさんの人の集団の中では、会社の利害と個人の利害の一致が難しい。これは全てにおいて同じことが言えて、尚且つスピードも鈍化する

☆部門間や個人間の利害やしがらみをぶった切ってでも、消費者としてのベストを押し通す強力な意思決定の仕組みが必要→USJは消費者の専門家であるマーケティングに、消費者視点を社内横断でドライブさせる仕組みを選んで成功した。この時のUSJは社員800名程度の中規模であった

☆社内で決まる落としどころは、ほとんどの場合において消費者最適ではない

☆広告の唯一無二の目的は、ブランド価値を向上させて売上を伸ばすこと

日本は戦後の影響でアメリカなどと比べてマーケティングが発達してこなかった→戦後、自由経済といいつつも政府の規制と関与が大きく統率経済が実態

日本は大企業ほど変われない→終身雇用と年功序列の人事体系によるバリアは、日本の現在進行形の問題→マーケターなどの新しい職種を入れてもこのバリアによって打ち消される

☆日本はマーケティングよりも技術志向→USJはマーケティング優勢で技術力を活用する会社になり成功した

☆マーケティング→顧客を喜ばせる工夫→期待以上を上回るサービスは印象に残り、リピートし続ける理由になる

著者のマーケティング→営業の仕事は商品を売ること。マーケターの仕事は商品を売れるようにすること

☆マーケティングの本質→売れる仕組みを作ること→消費者と商品の接点を制する(消費者の頭の中を制する・買う場所を制する・商品の使用体験を制する)→これら3つを制することで売れる仕組みを作り上げる

☆あえて一番重要なものを選ぶのなら、消費者の頭の中を制すること→これができると自然にお客に選んでもらえる

☆マーケティング最大の仕事は、消費者の中に選ばれる必然を作ること。またそれをブランディングと呼ぶ

目的と目標の違い→目的は日本独占。目標は日本軍

日本人の戦術的な強み→能力、規律、モラル

日本でマーケターになりたければ会社と結婚してはいけない→職能が選べない日本企業が多く、また能力を縦に伸ばさず、年功序列でキャリアの進展も遅い

実践経験の積み重ねでしかマーケターは育たない→マーケターの適性は、リーダーシップ、戦略家、精神的タフさ、EQの高さ

これからの時代の会社選びは、会社ではなく職能で選ぶ

森岡毅

1400円

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