人生は攻略できる
どのようなSF的な未来が訪れても変わらないものがある。あるものを選んだら、別のものを諦めなくてはならない、というトレードオフの法則
☆コスパ、タイパ、そしてリスパ→成功するためにはリスクを取らなくてはならない
☆人生に必勝法はないけど、こうした方がいいこと、と、やってはいけないことがある
☆子供の人生に子育てはたいして関係ない→幼少期の環境が大きい
☆圧倒的な努力ができるのは好きなことだけ
☆会社ではなく、仕事を選ぶようになった→今の20代は30前半位まで何度でも転職できるようになった
☆会社は社員が幸福になるための道具→不幸になってたら意味がない
☆たまたま入った会社で自分にバッチリの仕事があるなんて宝くじに当たるのと同じ→ここでは自分らしいことができないと思ったら、さっさと次に移った方がいい→ワガママだと非難されても、健全な行為だと思う
☆日本は会社に滅私奉公するのが当たり前と思っている人が多すぎる
好きなことと得意なことが違っていたら→得意なことを選んだ方がうまくいく
☆これからの時代は、長く働く、いっしょに働くが、お金持ちになるためのキーワード
お金が大事なのは、お金から自由になるため
☆アメリカではブルーカラーの仕事が移民者や機械に奪われて、女性のピンクカラーの仕事と収入の逆転現象が一部で起こっている。日本も気をつけなければならない
☆日本型雇用の成り立ちは、学校や軍隊でやっていたことを、そのまま会社に移したもので、工場のように一斉にみんなで一つのことに取り組む時はとてもうまくいき、それが成功しすぎたことで、このやり方を変えることができなくなった→世界はプロフェショナルがバラバラに集まって要所要所で連携して行う。複数の会社に属する
☆スペシャリストには定年がなく、複数の会社に在籍できるのが強み
☆日本は能力がなくても会社に雇ってもらえる→ゆえに滅私奉公が根強くなる
☆日本にある本郷バレー→シリコンバレーはコスパが悪い。世界的に優秀な人でも一部しか成功しない。何千億円稼がなくても幸せになれるのだから、日本でぬるく成功した方が幸福
☆学習性無力感→二匹の犬に特定の行動をしないと電流が流れる装置をつける。一匹は気づいて電流から逃れる術を得てストレスレベルが差ほど上がらず苦痛に耐えれた。しかし、もう一匹は気づかず苦痛から逃れることができず、すると最後には無力感を学習して、どれだけ電気ショックを加えても目を閉じて座っているだけになった→ストレスが耐えられる上限を超えるとどんな刺激にも反応しなくなってしまう→例えば、監禁された状態で長期間にわたって苦痛にさらされると、心に重大な損傷を被ることを示す
☆一度の大きな痛みより、長く小さく続く痛みの方が幸福度を大きく下げる
橘玲
920円