夏目漱石
坊ちゃん→教師時代の体験をもとに描いた作品→東京生まれの主人公の坊が、四国の学校に赴任し個性豊かな教師や生徒と出会って悪い教頭を懲らしめて学校を辞めるまでの1か月間→暴力で教頭を倒したが、結局教員は辞めることになる=勝っても負けた
吾輩は猫である→英語教師の家に住み着いた捨て猫が、猫目線で人間社会の滑稽さや矛盾を語る物語。明治時代の人の暮らしも分かる。吾輩自身の存在意義を模索し続けるテーマ。最後の吾輩の死亡は人間が自我にとらわれて苦しむのに対し、猫は死によってその苦しみから解放され、真の自由を得ることを示唆
※青空文庫に掲載されている方が新しく、内容が分かりやすい様に整えられている
夢十夜→10個の短編集
思い出すことなど →胃潰瘍で修善寺での療養中に生死の境をさまよった体験を基に、病床での心境や、生と死について冷静に語った内容
私の個人主義→自分の個性を尊重することと他者の個性を尊重することのエッセイ
※お札に選ばれたのは、日本国民がよく知る人物が選ばれるという条件を満たしていたため。また、世界的にも評価の高い文豪であり国語の教科書に採用されているなどもある
夏目漱石
880円