なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか
バーンアウトを指摘する人たちの中には、起業家精神をもって仕事にあたり、置かれた状況に当事者意識を持って取り組み、情熱をもって仕事に注ぎ込む手法を見つけ期待される働きをすれば解決するという人たちがいる→バーンアウトの責任をすべて労働者に押し付けているだけ
バーンアウト文化は、仕事に対して私たちが抱く理想と実際の労働環境のギャップが拡大することで生じる
子育てや人付き合いなどは、有給のしごととはまったくべつのかちがあることを理解することが重要
仕事以外の時間を充実させる→仕事は自分の全てではなく人生の一部
燃え尽き症候群はただ休んでも解決しない→根本的な原因を知ることが大事
仕事で燃え尽きてしまうのは仕事への高い期待を裏切られたか→世の中に貢献したいという気持ちを持ちやすい職業こそ現実とのギャップが激しくて燃え尽き症候群になりやすい
☆仕事にお金だけではなく様々なものを求めすぎている→アイデンティティややりがい、人との交流、地位、承認欲求、意味のある仕事をしたい、人の役に立ちたい→仕事に期待しすぎないこと
☆いくつかの単純な作業するだけで一生を過ごす人間は、知性を発揮する機会っがない。その結果、当然ながらその人は能力を発揮する習慣を失い無知な存在となる
☆自分は大学により良い教育、研究、指導を提供しようと行った→しかし、自分は生産性が高く有能な教員という誇りが、周りよりも多く貢献しているのに周りと同じ給料しかもらっていないという怒りに変わっていった→そして自分の価値を分からせるために働き続け、最終的には仕事ができなくなった
人間の豊かな暮らしに必要なのはコミュニティと、仕事を制限し、人間の尊厳に配慮する機会を設ける余暇である
ジョナサン・マレシック
2200円