単純な能、複雑な「私」

能について考えるためには、脳の立場になって考えること、心を外から眺めることの2つの作法が大切

脳は顔に敏感。しかし、じっくり見ているようで半分しか見ないで判断している

☆好みの男性を選ぶ実験→タイプの違うA男とB男の写真を見せる。写真を左右交互にみせると長く見せた方を選ぶ。紙芝居の様に同じ位置で交互に見せると、見せる長さを変えても選ぶ確率は同じになる→つまり、視線の動きによって感情っが引き出される

☆自分から積極的に視線を動かして見に行かないといけない→左右に置くと自ら視線を動かしてそっちを見ないといけない。紙芝居方式だと、視線が動かないので受動的になる

☆上記を脳的に言うと、わざわざ自分が視線を動かしてまで見に行くほど重要な人と勘違いする

☆プレゼントを上げるよりも、もらう方が良い→行動と感情が食い違う→プレゼントを上げることで、私はこの人が好きなんだと誤認する

☆好きな人を振り向かせたければ、なにかを手伝わさせることも有効

☆ひらめきは寝て待て→なぜか答えだけ分かる→直観のおかげ

☆人生経験は直観を育む→直感やセンスは基底核で作られる。そして、大人になっても成長を続ける

☆正しさ、は記憶のしやすさに規定される→正しいか間違っているかという基準は、慣れの問題に帰着する。正しさの信念は記憶から生まれる

☆正しいは、好きの言い換えに過ぎない

好みは操作される→何度も見かけたものは好きになりがち

☆心が痛むときは、脳で本当に痛みを感じている→脳から見ると不快な感情は物理的な痛みと同質

☆他人からの視点で自分を見れないと、人間的に成長ができない→自分の嫌な性格や悪いと頃を直すには、自分のこういうところが嫌われるな、と気づいて初めて修正できる

※1000冊読んだ後にいつかゆっくりともう一度読みたい

池谷裕二

1300円

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