前を向きたくても向けない人: 過去を引きずる人の深層心理
心の借金→今までに起きた未解決の心理的問題→お金の借金とは違い目に見えないため借金が溜まっていることに気づけない
第一志望校に入れなかった・希望した就職先で働けなかった、など心の借金を貯め続けると何処かで発散しようとしたくなる→大元の借金を返済しない限りずっと心に残ったままとなる→利子を返しているだけ
皆がするから・とりあえず、で行動していると、30代の頃にもなれば自分で考え行動してきた人と比べて、心理的に大きな差ができてきてしまう→とりあえず行動して生きていたとしても結局ストレスは感じて生きていく。そのうえ、こういう人は生きる目的を失ってしまっている。それにすら気づいていないことが多い
楽をした過去がつらい今に変わる→自分で考えず、反論せず、楽をして他人の意見に振り回される人生を選ぶことは、心の借金を積み立てながら生きること→親の言いなりに楽に生きて、いざ自分が大人になった時、自分が決める必要になり生きるのがつらくなる→過去の蓄積によって辛くなっているのに、いま目の前の問題を原因だと思ってしまう→過去の整理(精算)をしなければいけない
☆親からの刷り込み→母がそんなに怠けているとお父さんのようになるわよと子供に言う→子供の無意識に歪んだ大人象を作ってしまう→父親の長所を無視して、父親と同じ行動をしないように生きてしまう
孤独から始まった恋愛と、人を好きになって始まった恋愛の違い→孤独の恋愛は自分の心を癒すために始まった恋愛になる。なので後々トラブルが起こりやすい←過去の問題を消化できないままに始まった恋愛だから恋愛依存症になる
ありのままで生きられない人→子供の頃、親の認めた人格でなければ怒られ大切にされることがなかった→大人になるまで続くが、自分は大切にされていなかったと理解することで開放される→幼いころの自分が、ありのままで大切にされたかどうかを一度考える
母なる母、父なる父に育てられた子は自然と人を愛する人間になっている→しかし、ノイローゼの親に育てられた人は、人を憎む人間になってしまう
☆人を理解しようとする人は傷つきにくく、人に理解してもらいたい人は傷つきやすい
☆他人のために生きると不幸になる→他人のために行動して、でも意に反した行動をとられると腹が立つ→上司と部下・親と子によくある現象→原因、人を見る目がなかった。また、してあげたことの価値が自分と相手で相違があった
親がノイローゼか、親なる親かでスタート地点が全く違う。人間として考え方や受け取り方が全く変わる。もはや別の生物だとも思える→自分を不幸に感じてしまう人は、自分が不幸であるということを受け入れる。そうすることで、現実を受け入れて、目標を持つことができて、共同体感情も生まれる
神経症者の親の元で育った子供は弱さを嫌う→心の底で自分は弱いと思っているから。またそんな自分を受け入れられない→さらに他人も同じく弱い人間が嫌いで、自分を受け入れてくれないと思い込んでいる
成長期に誰かに助けてもらって安心感を持って成長できた人と、誰も助けてくれるないで成長した人とでは成長の差が大きい→同じ人間ではない→誰も助けてくれずに育った人は弱さを嫌い、力を求める→力を求めた結果、それで成功したとしても自我は変わらない
ないものねだりする人が不幸な理由→現実的な悩みの解消方法は無視して、無理なことばかりに時間をとられ悩みはいつまでも解決しない→本当に強い人は自分の弱さを受け入れて、弱いところが前に現れても恐怖しない。もしくは弱い部分を受け入れてくれる人がそばにいる
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加藤 諦三