現代の経営上
マネジメントはその重要性・発展ぶりにも関わらず、最も理解されない
マネジメントは他の人に仕事をさせることを持って自らの仕事とする者→また事業の方向性や、人の将来の方向も手助けする
起業の目的の有効な定義は一つしかない。それは顧客を創造すること
☆生産性に対し、重大な影響を及ぼす要因の第一に、時間である。人が持つ最も消えやすい資源である
事業は目標を設定してマネジメントをする必要がある→事業は直観で行うことはできない。直感に頼るマネジメントは許されざる贅沢→目的を決定することで初めて、事業の青雨、風向き、事故に翻弄されることがなくなる
☆利益の最大化という昔ながらの目標は失格
イノベーションには2種類ある。製品、サービス自体のイノベーションか、それの提供の仕方のイノベーション
ドラッカー曰くヘンリーフォードの会社衰退の原因はマネジメントの欠如→フォードには販売部門以外に経営管理者がいなかった
マネジメントはオーナーのための助手であるなどということはできない→一人で行うにはあまりにも大きな仕事であり、個人の財産管理とは損失的に異なる理由があるから
チームのメンバーそれぞれがマネジメントの仕事を行う必要がある
経営管理者のマネジメントにおいて第一に必要とされるものは、目標と自己管理によるマネジメント。第二に経営管理者の仕事を適切に組織すること。第三は組織に正しい文化を生み出すこと
キャンペーンによるマネジメントは失敗する→キャンペーンに従うことにより、本来の仕事の手を抜いたり、キャンペーンをサボって本来の仕事をするか2択になる
☆マネジメントは目標設定に責任を持つ→目標は好みではなく、組織の客観的なニーズによって設定しなければならない→事業全体の目標は何かを知り、自らには何が求められそれがどんな理由かを理解し、自らの成果は何によっていかに評価されるのかを分かってなければならない
自己管理のマネジメントの最大の利点は、支配のマネジメントからの脱却
人の強みではなく、弱みに焦点を当てるものをマネジメントの地位につけてはならない
☆マネジメントがリーダーを作ることはできない。できることは、リーダーの資質を発現しやすくするか、その逆かのいずれかの環境を作ることだけ
☆リーダーは稀な資質。しかし人を惹きつける資質ではなく、仲間を作り人に影響を与えることでもない。それらは営業マンシップにすぎない
☆リーダーシップとは、人の視線を高め、成果の基準を上げ、通常の制約を超えさせるものである
リーダーシップは望むだけでは手に入らず、実行するしかない
CEOには、考える人、動く人、顔になる人の三つの気質が必要だが、全て持っている人はごく稀である。ほとんどいない。そのためCEOの役割を分担してCEOチームにする
※経営管理者が自分が何をすれば良いか、組織や部下にどうすれば良いかが書かれている
ドラッカー
1800円