幸せジャンクション ──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡
※ネタバレ
還暦の主人公
ある日いきなり会社が倒産。退職金代わりにキャンピングカーをもらう。帰り道に急な雨。雨に濡れている老人と介護士を助ける。次の日、老人から息子夫婦の元に連れてってほしいと頼まれる。承諾。高速でヤンキーに絡まれるが、元の会社のドライバーに助けてもい、なんとか送り届ける。途中、ヤンキーが別のヤンキーに絡まれていてそれを助ける。届け後、犬と幼児とその紳士と出会う。幼児は母を亡くしたばかりで、しかし紳士は免許がなく大型犬がいるため身内の元に行くことができなかった。そのため介護士と共に送り届けることに。無事送り送り届けた後の帰り道、倒れている女性を発見。陣痛で動けなくなっており、緊急でキャンピングカーで出産。すぐ近くに女性が絶縁していた実家があり、そこの頑固おやじに交渉して無事引き渡す。その帰り、出産時に手伝ってくれた近所の農家の女性に再開してお産のお礼をする。急いで最初の老人の元に帰ろうとすると、その帰り道でキャンピングカーを盗まれてしまう。困っていると、高速で絡んできたヤンキーが現れ借りを返すと助けてくれる。車泥棒の犯人を捕まえると、犯人は来年生まれる子供と妻のために仕事をするため移動の途中だった。しかし、仕事仲間に置いてきぼりをくらい焦って追いつくため車を盗んでしまった。事情を聴いて車泥棒を許し仲間の元に送り届けることに。だが、すでに雇用が締め切られてしまったので、主人公が現場監督に交渉して何とか車泥棒を助けてあげる。その帰り道、主人公のこれまでの生い立ちが語られる。倒産した会社の前職は教師をやっていて、その時に生徒を一人叱りすぎて自殺に追いやってしまった。それで退職して妻とも別れ運送会社の事務をやっていた。次の日、生徒のお墓参りに介護士と共に行く。すると生徒の父親と出会ってしまう。親から少し話したいと言われ責められることを承知の上で会話をすることに。そうしたら、自殺した理由が主人公に怒られたわけではなく失恋が原因だった。また失恋の女子生徒が当時、警察へ先生に叱責されたことが自殺の原因と証言していた
audiobook
香住泰
1650円