モチベーション3.0
モチベーション2.0→アメとムチがたいていうまくいかない理由→アメとムチによって発生する効果をよく理解していない
☆報酬は行動に対して奇妙な作用を及ぼす→興味深い仕事を決まりきった退屈な仕事に変え、遊びを仕事に変えてしまう場合もある→子供に絵を描いたら賞をあげると伝えたグループと、サプライズであげたグループ→サプライズであげたグループは以降も絵を熱心に描くようになった
☆交換条件付きの報酬を与えた場合、ネガティブな影響を及ぼした→自立性を失わせるから
☆交換条件で従したがわせてはならない→普段からサプライズでやったことに対してご褒美を上げる
☆思いがけないボーナスを何度も繰り返せば、それはすぐに条件付きの給付制度と化すので注意
☆外発的動機付け→外部からの報酬。内発的動機付け→個人の内面から湧き上がる興味や関心、探求心によって、自ら行動を起こす状態。→内発的動機付けほど社会人になってからの成功度合いが上がった
☆遅刻したら罰金→罰金を払えば遅刻して良いという動機づけになってしまった
☆報酬には依存性がある
☆内発的動機付けは、サプライズによって高まる場合がある
アメとムチは全ては悪くない。そうでなければこんなに長く使われてこない→認識のアップデートが必要→
2.0は促進的というより、抑圧的である
アメとムチを利用して問題点があっても軽視しようとする→抑圧が減少する
☆2.0は外部からの抑圧→短期的な成果は良い。長期的にみると3.0に劣る
☆3.0は内部からの自律性→後天的に作り出すことができ、長期的に見た時2.0を圧倒する
コールセンターの離職率→発言はマニアルに沿って、通話内容は監視されて、ひたすら座って通話が終わったら次の通話が促される環境→離職率は非常に高い→そこで、通話を監視せず、各自のやり方で電話を対応させて顧客の役に立つように対応を促したところ、離職率が極めて低くなった
アメとムチは、従順な態度。自律性は、積極的関与を求める
☆子供は最初は好奇心いっぱい。だけど、次第に従順なタイプへと変わっていく。親や教育機関に問題があると思われる
☆お小遣いと家事の手伝いを結びつけてはいけない→家事は家族が相互の責任感を基盤にして成り立つ物。家族はお互いに助け合う必要があることを学べる→細かいこと、ゴミ出しや配膳にベットメーキングなど進んでやらなくなる
おすすめの書籍→有限および無限のゲーム、究極の鍛錬、フロー体験、やればできるの研究、人を伸ばす力、そして終わりの時を迎え、よい仕事、成功する人々の法則、ライバルで構成されたチーム、栄光と狂気、報酬正義をこえて、やりとげる力、最強組織の法則、セムラーイズム、走者
※モチベーション1.0は生理的動機付け→飢えを凌ぐために食事をする。パフォーマンスを維持するために睡眠を行う
ダニエル・ピンク
1800円