もっと言ってはいけない
努力しているのに改善しない場合→努力しているつもりになっているだけで、努力不足のせいになる
◇Ai曰く→遺伝率80%というのは『親が統合失調症だと8割の確率で子どもが同じ病気にかかる』ということではないが、これがどのような数字かは、身長の遺伝率が66%、体重が74%であることからイメージできるだろう。背の高い親から長身の子どもが生まれるように、高い確率で、こころの病は遺伝するのだ→「親が統合失調症だと8割の確率で子どもが同じ病気にかかる、という意味ではない」ここは正しいです。ところが最後の、「高い確率で、こころの病は遺伝するのだ」これは、少なくとも遺伝率80%の説明としては不正確で、かなり誤解を招く表現です。遺伝率が高い=親から子へ遺伝する確率が高いではない→もし一般向けに正確に書き直すなら、「統合失調症は遺伝的要因の影響が大きい。しかし、遺伝率80%とは、親から子へ80%の確率で病気が遺伝するという意味ではない。」くらいが適切→そして、「身長の遺伝率66%、体重74%だからイメージできる」という説明も微妙→「背の高い親から長身の子が生まれやすい」という親子の類似性と、「遺伝率」という集団内の分散を説明する統計量は関連していますが、同じ概念ではありません
※遺伝率とは、個人の病気の原因の何%が遺伝か、親から子へ何%の確率で伝わるか、という数字ではありません
◇遺伝率とは、身体的特徴やこころの特徴(知能や性格、精神疾患など)のばらつきのうち、どの程度を遺伝で説明できるかの指標だ。遺伝率100%ならすべて遺伝で説明できるから『遺伝決定論』になるが、現実には身長や体重ですら環境の影響を受ける→AI曰く、前半は概ね正しいのですが、「遺伝率100%なら遺伝決定論になる」という部分は、現在の遺伝学の理解では誤り。遺伝率100%というのは、その集団・その環境の中で観察された“人と人との違い”が、統計上すべて遺伝的差異と関連していたという意味にすぎません。その特徴そのものが100%遺伝子によって決められていて、環境を変えても変化しないという意味ではありません。
☆近年の研究でも明確に、遺伝率が高いことは、変えられないことを意味しない→2025年のNature Communicationsの研究でも、「遺伝率は不変性を意味せず、説明された分散は、その人の遺伝子によって許容される表現型の範囲を意味しない」と明記されています
◇☆遺伝率が説明しているのは、「なぜAとBとCとDに差があるのか」であって、「Aの身長そのものが環境によって変えられるか」ではない
◇この本は「遺伝率」と「遺伝決定論を区別しよう」としている方向性自体は良いのですが、「遺伝率100%なら遺伝決定論」という説明で、まさに両者を部分的に混同してしまっています。ここは、現在の行動遺伝学・量的遺伝学から見ると修正すべき箇所だと判断できます
ビッグファイブから見る社会的に成功しやすい性格→真面目で明るく、落ち着いている人(真面目さ、外向性、精神的安定性、その次に協調性と開放性)→開放性はクリエイターには必須。なんにでも強い好奇心をもち、経験に開いていかなければ斬新なアイディアは出ない
置かれた場所で咲きなさいではなく、咲ける場所に写りなさい
橘玲
800円